オフィス互換ソフト


パソコンのトラブル解決なら岡山で1番の会社を経営していたIT経営コンサルタントの川上です。
以前のブログで書いた記事ですが元記事がなくなってしまったので加筆修正して転載。

ワード(Word)やエクセル(Excel)といったマイクロソフトオフィス。すべてのパソコンに付いている標準ソフトだと勘違いされているお客様も多いのですが、残念ながらそうではありません。
パソコンとセットで買うと1~2万円ぐらいで購入することが可能(バンドルと呼ばれるセット販売)ですが、単品で買うと4万円以上する非常にお高いソフトです。(新しく出たMicrosoft Office 2010 は少し安くなってますが、それでも実売価格で3万円ぐらいします)

また、パソコンが調子悪くなって修理やリカバリ(パソコンの初期化)をした場合は、購入時と違って後から自分でオフィスをインストールしなければなりません。(マイクロソフトとパソコンメーカーのライセンス契約の都合でそうなっています)
この時、オフィスのCDを失くされているお客様も多く、せっかくパソコンが治ったのにエクセルやワードが使えない!という事態になることも少なくありません。

また、安いパソコンを買ったらワードやエクセルが付いてなかった!と言うことも最近では増えています。
(ワードやエクセルが必要な場合は確認してから買いましょう(^^;)

そんなお客様にお勧めしているのがオフィス互換ソフトと呼ばれる他社製オフィスソフトです。
最近では、マイクロソフトオフィスとの互換性も高く、違和感無く使用することが出来ます。値段も、無料~10分の1の値段で利用することが出来ます。
VBAやマクロ機能を使わないのであれば、互換性ソフトで十分です。

代表的なオフィス互換ソフト

OpenOffice.org
オープンソースと呼ばれる無料で利用できるオフィスソフトです。表計算やワープロ機能に加え、データベースや描画ソフトも付いた優れものです。
最近ではマイクロソフトオフィスの代わりに採用する自治体や企業などが増えてきています。
ただ、ワープロ文書や表計算シートを新規で作成した場合の保存形式の初期設定が独自形式になっています。気付かずに使っているとファイルを送った相手から「ファイルが開けない」と言われてしまうこともあるので注意が必要です。(マイクロソフトオフィスの形式で保存しなおせば大丈夫です)
Apache OpenOffice.org のサイトから無料でダウンロードすることが出来ます。

 

Kingsoft Office 
無料のセキュリティ対策ソフトやオンラインストレージサービスを提供しているキングソフトの販売するオフィス互換ソフト。
メニューのインターフェースの見た目や操作がOffice 2003 に非常に良く似ているため、Office 2007以降のリボン形式が使い難いと感じている方も迷わず使い始められます。(最新のバージョンでは2003形式とリボン形式のメニューが自由に選択できます)
ワード、エクセル、パワーポイントの機能があり、オンラインストレージKDriveとの連携機能、iPhone版やAndroid版版もあり、個人的にはイチオシです。
サイトでのダウンロード販売だけでなく、家電量販店店頭や通販によるパッケージ版の販売もあります。


ThinkFree Office
ソースネクストが販売しているオフィス互換ソフト。Office 2010と同等の機能があり、ワード、エクセル、パワーポイントの機能があります。
無料のオンラインサービス「Think Free てがるオフィス」と連携してネット上にファイルを保存したりすることも出来ます。


EI Office
インターネットテレフォン株式会社(販売はイーフロンティア)のオフィス互換ソフト。
ワード、エクセル、パワーポイントの機能があり、2010年版では雑誌記事等でマイクロソフトオフィスとの互換性が一番高いと噂された製品です。
性能や価格の割りにあまりぱっとしないのは販売力の差でしょうか?
ダウンロードによる体験版の試用期間が90日と長いのもお得です。