パソコンサポートを中心にITで経営改善をお手伝いしているIT経営コンサルタントのマイスター川上です。
プライベートな事情でしばらくブログの更新が止まっていましたが、再開するにあたってブログ更新の基本を見直してみたのでブログ記事としてシェアします。
なお、個人事業主や店舗等、小規模事業の経営者やブログ担当者向けの内容になるので、趣味でブログをしている方やアフィリエイターを目指している方の方法論とはズレがあるかもしれません。
さて、ブログやSNSと言ったネットツールは手軽に低予算でお店や会社の宣伝や広報が行えます。
しかし、正しく使わないと効果が無いばかりか、マイナスブランディング(悪いイメージの定着)に繋がってしまうことがあります。
インターネットが一般的になって20年以上、ツイッターやフェイスブックが始まってすでに10年以上が経っていますが、WEBサイトやブログのSEOはもちろん、ツイッターやフェイスブックなどのSNSに関しても何度も仕様が変わっています。
そのため最新情報を追い続けることが難しいのも事実ですが、古い情報やそもそも間違った情報を鵜呑みにしている人は意外と少なくありません。
今回は基本編としてその辺りの基礎の部分をお話しします。
タイトルは適切に
タイトルは大事。
いや、ホント。タイトルがないと検索にヒットしませんから!
最近はWEBサイト(ホームページ)もワードプレスなどのCMSでの作成が主流になっているのでタイトルの入ってないWEBサイトはほとんど見かけなくなりましたが、以前は意外と多くありました。
プロが作ったサイトでも、デザイナー系の人が作ったサイトでは(見た目は綺麗に格好よく出来ているのに)タイトルが設定されていなくて検索で全く出てこない、なんてのがほんの数年前まで普通にありました。デザインセンスはあっても、WEB知識が足りてないならWEB制作業者としては失格ですよね。
2020年以前に作った/作ってもらったサイトでアクセス数が伸び悩んでいるならチェックしてみても良いかもしれません。
ワードプレスやブログでは、制作の最初にタイトルを入力しないと先に進めないため、タイトルの入ってないWEBサイトやブログは存在しません。
しかし、ブログのタイトルが適切でなければ検索にヒットしないので、タイトルはとても重要です。
- WEBサイトやブログのタイトルにお店や会社の名前は入っていますか?
- 検索にヒットさせたいキーワードは含まれていますか?
- お客様にとって判りやすいタイトルになっていますか?
趣味のブログであれば好きなタイトルを付ければ良いですが、ビジネスでやるならお店や会社の名前、サービス(商材)の名称などがタイトルに含まれている必要があります。
例えば、
「山田太郎のブログ」
よりも
「輸入雑貨の山田商店のブログ」
の方がアクセスが多そうな気がしませんか?
「店長山田太郎のブログ」
よりも
「輸入雑貨店店長山田太郎のブログ」
の方がアクセスが多そうな気がしませんか?
お客様に判りやすいタイトルは大抵、適したキーワードが含まれています。
ツイッターやインスタグラムの場合はアカウント名が、フェイスブックの場合はフェイスブックページのタイトルが重要になります。
ブログのアクセス数やSNSアカウントのフォロワー数が伸び悩んでいるならタイトルを見直してみましょう?
※ 山田太郎および山田商店は架空の人物・店舗です。
ポイントは写真!
写真に限らずイラストでも良いのですが、画像が重要です。
ツイッターやフェイスブックの投稿、写真付きの投稿と写真なしの投稿では目に見えて、天と地、月とスッポンぐらい「いいね!」の付き具合が違います。
写真なしで「アイスが美味しい」という投稿と、写真付きで「アイスが美味しい」という投稿、どちらが「いいね!」の数が多いかは言うまでもないですよね。
Youtubeなどの動画でもサムネイルによって再生回数が違ってきますよね。
フェイスブックやツイッターなどのSNSでも、アカウントのアイコン画像や背景を設定しているかどうかはフォロワー数に如実に影響します。
適切な写真やイラストを設定することが重要です。
当然、ブログでも写真は重要です。
これは、記事の中に入れる写真ではなく、ツイッターやフェイスブックで記事をシェア(投稿)した際に表示されるサムネイル画像のことです。
大抵の場合、記事中に写真が入っていれば自動でその写真がサムネイルとして使われますが、
- 記事に写真がない場合
- 記事に複数の写真があり特定の写真をサムネイルとして指定したい場合
- 記事に使っている写真とは別の写真をサムネイルとして指定したい場合
には、OGP(Open Graph Protcol)を設定する必要があります。
OGPとはOpen Graph Protcolの略称で、フェイスブックやツイッターなどのSNSでシェア(投稿)された際に、そのページのタイトル・URL・概要・アイキャッチ画像(サムネイル)を意図した通りに表示させる仕組みです。
えばライブドアブログでは「記事の見出し画像」や「記事の概要設定」(左画像)がそれにあたります。他のブログでも(名称は異なるかもしれませんが)同じ機能があります。
ワードプレスであれば「アイキャッチ画像」などから設定できます。
このサムネイル画像にどのような写真を使うかでも反応(いいね!やアクセス数)が大きく違ってきます。
フェイスブックやツイッターなどのSNSの投稿にはなるべく画像を付ける。ブログの記事には絶対にOGP(サムネイル画像)を設定する。
重要です。テストに出ますよ!
キーワードは入っているか?
検索は「キーワード」で行われます。
なので、SEO(検索エンジン最適化)的には、WEBサイトやブログのタイトルはもちろん、各記事のタイトルにもキーワードが入っている必要があります。
特に個別記事のタイトルについては、一般的に
- 記事内容が明確にわかるタイトルにする
- キーワードはなるべくタイトルの前方に設置
- 30文字~40文字ぐらいで
- クリックしたくなるキャッチーなタイトルならなお良し
とされています。
もちろん、記事タイトルだけではなく、記事の本文中にもキーワードが含まれている方がアクセスアップに繋がります。
本文中のキーワードについては出現場所ではなく、出現率が重要とされています。
つまり、パラグラフ(文章)の先頭にキーワードを持ってくる必要はなく、本文全体で適度にキーワードが含まれていることが重要です。
ツイッターやフェイスブックの投稿にはタイトルはないので、1行目がタイトル部分に相当します。
出だしの一文って一番インパクトがある方が読まれますよね、普通。
なので、1行目にキーワードを含みなおかつキャッチーな1文を入れると反応が良くなります。
言うは易し行うは難しですけどね。
お店や会社などビジネスのブログでは、キーワードは単なるSEO対策だけでなく、ビジネスのブランディングにも影響してきます。
ブログを見た人、記事を読んだ人が「あなたが何のビジネスをしているのか」が判るキーワードを含ませるのが重要です。
思いついたことをそのまま書いて投稿するのではなく、ブログ全体で共通して用いるブランディング用のキーワードと、個別記事の内容に沿った記事毎のキーワードを意識して用いて記事を書くことが大切です。
Pingを打て!
最近はあまり重視されなくなりましたが、ブログやワードプレスには記事の更新を検索エンジンに知らせる更新pingという機能があります。
検索エンジンに更新pingを送ることで記事をアップしたことを知らせ、クローラー(検索エンジンに記事をチェック解析する機能)に迅速に記事をチェックしてもらうことができます。
これによって、記事の公開からインデックス(検索エンジンでヒットするようになる)までの期間をできる限り少なくすることができます。
最近では検索エンジンはGoogleの独壇場ですのでとりあえずGoogleに更新pingを送っておけば事足りますし、ライブドアブログやワードプレスを含め大抵のブログには更新pingが1~3つ程度のping送信先が設定されているので、あまり意識する必要はないかもしれません。
しかし、追加で更新pingの送信先を設定することも可能なので、更新pingの送信先を追加登録しておけば、Googleだけに更新pingを送るよりちょっとだけアクセスがアップするかもしれません。
Googleなどの検索エンジンで「更新ping」で検索すれば最新の送信先が出てくるので、適当に登録してしまいましょう。
まあ、気休め程度ですけどね。
更新しないなら意味はない
WEBサイト(ホームページ)もブログもSNSも更新(投稿)が重要です。
WEBサイトなら、内容が変わっていなければ更新しなくても名刺代わり程度の役には立つかもしれませんが、ブログやSNSで更新をしなければその存在意義がありません。
SNSの場合、投稿はすぐに流れて他の投稿に埋もれてしまいます。定期的に投稿していなければ存在自体を忘れられてしまいます。
ブログも、SEOの1つに更新頻度があります。Googleには、新鮮な情報を重視するという傾向があるので、更新のないブログよりは小まめに更新しているブログの方がより上位に表示されやすくなります。
もっとも、WEBサイトやブログの場合は記事の数やサイトへのアクセス数、被リンクの質など様々な指標があるので単純に更新頻度だけで順位が決まるわけではありませんが。
それでも、長い間更新の止まっているブログやホームページと頻繁に更新されているブログ、どちらがより信用できそうか?と考えれば、更新が重要なことは判りますよね!
ビジネスでネットを活用するなら、更新はとても重要です。
更新しないSNSやブログに存在価値は無いといっても過言ではありません。
ブログ・SNS更新のヒントと言いながらそれ以前の話で終わってしまいましたが、次回からは具体的な更新のテクニックについてお話ししたいと思います。