USBメモリーの違い


かなり安くなったUSBメモリー。最近ではフロッピードライブにすっかり取って代わられましたね。

さて、USBメモリの一番の違いはというと、どれだけのデータを保存できるかという「容量」です。
当然、容量が大きいほど大量のデータを保存できます。

次に外見です。形や大きさ、いわゆるデザインの違いです。(最近、デザイン重視のものも増えています。)
実用性では、端子を保護する部分が取り外し式のキャップだと紛失する可能性が高いため、スライド式など、端子のカバーが本体と一体のものを個人的にはおすすめしています。
また、USBメモリに保存されたファイルがすべて暗号化されて、パスワードを入れないと使えないようになっているものや、ファイルの読み書きを高速化する機能を持ったもの,パソコンにインストールして使える便利なソフト(おまけ)が入っているものも販売されています。

ではUSBメモリーの寿命はどのくらいなのでしょうか?

USBメモリーでデータを保存するのに利用されているフラッシュメモリーという半導体は、データが書き換わるたびに、情報が変化した部分が劣化し、いずれ読み書きに失敗してエラーを起こすようになります。書き込みをしていない部分も、時間の経過で少しずつ劣化が進みます。
ハードディスクや光学ディスクと比べると、フラッシュメモリーの劣化は早めです。
わずかなエラーならデータを回復できますし、未使用部分を優先してデータを書き込み、劣化を遅らせる仕組みもなども備わっていますが、USBメモリーの寿命は、品質があまり良くないものや書き換え頻度が高いもので2~3年、理想的な保存状態でも10年程度といわれています。
さらに、小さくて紛失しやすいと言うアナログな欠点もあります。

重要なデータはUSBメモリだけでなく、DVDやブルーレイなどの光学ディスクや外付けHDDなどに定期的にバックアップを取るなどの対策が重要です。