ITでビジネスを活性化する、IT経営コンサルタントのマイスター川上です。
オンラインストレージってご存知ですか?
オンラインストレージって名称は知らなくてもDropboxとかGoogleドライブとかOneDriveと言うと聞き覚えがあるかもしれません。
写真やドキュメントなどのファイルをインターネット上に保管できるサービスです。
インターネットが利用可能であればどこからでも自分のファイルにアクセスすることが出来るので非常に便利です。
パソコンやタブレットが2台以上ある場合、複数の端末で手軽にファイルを共有することが出来るので作業や業務の効率化に非常に役立ちます。
パソコンまたはタブレットが1台しかない場合でも、バックアップ用のファイル置き場として利用することも可能です。
パワーポイントなどのプレゼン用のファイルを会社のデスクトップパソコンで作成してオンラインストレージに保存。現地で、ノートパソコンやタブレットでオンラインストレージに保存したファイルを開いてプレゼンを行う。
なんて使い方も出来ます。
プレゼン資料や営業資料をオンラインストレージに保存しておけば、内容の修正を行った際も、パソコンやタブレットにコピーし直す必要は無く、どの端末からでも常に最新のバージョンのファイルにアクセスすることが出来ます。
資料を修正するたびにパソコンやタブレットに最新のファイルをコピーして回る必要はなくなります。
今回は代表的なオンラインストレージを紹介します。
Dropbox
オンラインストレージの定番中の定番。パソコンはもちろんスマートフォンなど複数のデバイスから管理できるのはもちろん、連携できるアプリやWEBサービスが多いのも魅力のサービスです。
無料容量:2GB
有料プラン:1TB ¥1200+税/月
対応OS:Windows、Mac、Linux、iPhone、Android
ウェブサイト:https://www.dropbox.com/
Googleドライブ
GmailやGoogle+と同様、Googleアカウントがあれば手軽に利用できるオンラインストレージ。無料容量も15GBと大きく、ファイルごとの細かな共有権限設定が出来るのも魅力。初心者にもお勧めしやすい定番のオンラインストレージです。
無料容量:15GB
有料プラン:100GB $1.99/月 1TB $9.99/月
対応OS:Windows、Mac、iPhone、Android
ウェブサイト:https://drive.google.com
OneDrive
旧名称「SkyDrive」、Microsoftのオンラインストレージサービスです。Microsoftアカウントで利用するため、Windows8以降搭載のパソコンやSurfaceなどWindows8以降搭載のタブレットを利用している場合やOfficeとの連携には便利。
Office365ユーザーは容量無制限、非ユーザーは15GBでしたが、2016年からそれぞれ1TBと5GBに縮小されます。
無料容量:15GB (2016年から5GBに縮小)
有料プラン:1TB ¥1180~/月
対応OS:Windows、Mac、iPhone、Android
ウェブサイト:https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
Yahoo!ボックス
Yahoo!が提供するオンラインストレージサービス。Yahoo!JAPAN IDを持っていればすぐに利用できる。無料で5GB、プレミアム会員なら50GBまで無料で利用できる。
Windows版およびMac版のアプリが終了(WEBブラウザでの利用は可能)している。スマホでの利用が多い人にはお勧め。
無料容量:5GB (プレミアム会員なら50GB)
有料プラン:+100GB ¥700/月
対応OS:iPhone、Android (WindowsおよびMacはブラウザでの利用可能)
ウェブサイト:https://onedrive.live.com/about/ja-jp/
iCloud Drive
AppleがiOS向けに提供しているオンラインストレージ。以前はiPhoneなどiOSデバイスでしか利用できなかったためiPhone/iPadのバックアップ用ストレージのイメージが強いが、現在はWindowsやMacなどパソコンからも利用できる様になっています。追加容量の値段も安いのでiPhone/iPadユーザーなら意外と重宝するかも。
無料容量:5GB
有料プラン:50GB ¥130/月 200GB ¥400/月 1TB ¥1300/月
対応OS:Windows、Mac、iPhone
ウェブサイト:https://www.icloud.com/
オンラインストレージを上手く活用することで業務を効率化することが出来ますが、IDとパスワードがバレたり、利用している端末を紛失したりすると情報流出の危険もあります。
また、オンラインストレージのほとんどは、トラブル等によるデータの消失について保障がありません。
オンラインストレージに保存するファイルは選別する、バックアップ目的の場合は複数のストレージに保存するなどの対策が必要です。