今日の訪問サポートで当たった事例です。
会話はデフォルメしてますが、ほぼそのままの内容です。
セキュリティ対策ソフトをウイルスバスター2010(プリインストール90日版)からNTTのセキュリティ対策ツールに入れ替えて欲しいというご依頼で訪問。
依頼内容自体は何てことない作業なのですが、お伺いしてお話を聞いているうちに別の問題を抱えていることが判明。
「ADSLから光に変えたのにインターネットが遅いんですよ。ADSLの頃の方が早かったんですよ。」
「HAHAHA、そんな馬鹿な・・・ってホントに遅いですね。どっかオカシイデスYO」
「NTTさんに、ADSLから光に変えたらプロバイダも変えなきゃダメだって言われてプロバイダを変えたんだけど、そのせいかな?」
「いやいやいや、プロバイダが遅いとかいうレベルじゃないんで別の原因ですね。ついでなんでちょっと調べてみましょう。って言うか、プロバイダ変えなくてもコース変更すればそのまま使えますよ?」
「え?そうなの? 無線LANも、ADSLの奴は使えないから新しくしなきゃダメって言われて新しくしたんだけど」
「?!Σ( ̄ロ ̄; ADSLの時に使ってた無線ルータは、NTTさんのレンタルか何かですか?」
「いや、自分で買った奴だよ」
「?!Σ( ̄ロ ̄; だったらそのまま光でも使えますよ・・・。」
「そうなの? 知らないからNTTさんにダメって言われたら信じちゃうよね。前のプロバイダも、年払いしてたから半年ぐらい残ってたのに勿体無い・・・。」
「それは勿体無いですね(騙されてますよ、お客さん)」
(ONUが一体型のPR-300なのに無線ルータがiodataだよ。NTT直だったら光のオプション勧めてるよな?)
「って言うか、それホントにNTTさんでした? NTTの代理店さんか何かじゃないですか?」
「かも知れないなぁ。営業さんも自分でよくわかってないみたいだったし」
「そうですね。営業さんは詳しくない人も多いんで、知らずに上司に言われるままお客に勧めちゃう人もいますからね、HAHAHA・・・(知って売ってたら詐欺だけどな)」
「無線LANの設定もNTTさんから来てくれたんだけど、うまく繋がらないって2時間ぐらい掛かってたんですよ」
「普通、新規の設定でそんなにかかるハズないんですが・・・。」
「ですよね?何とか繋がったんですけど遅くて・・・。」
「その方が設定に来たときの書類とかメモとかありますか?」
「コレです」
「設定したのは○&○さんかぁ。プロバイダはニフティさんですか。(という事はこの無線ルータ、新規申し込みのおまけ品だな)」
と言うことでメモ書きを見ると、「無線パスワード、ルータの側面にシールが貼ってあります。」
って書いてありやがります。
ちょw なんかピンとキタあるよ!
さっきルータ確認したとき、LANケーブルはWANポートじゃなくてHUBポートに挿さってた気がするし。
IPアドレスもPR-300のアドレス拾ってたからAPモードで動いてると思ってたですよ。
と言うことでルータの設定を確認したら初期設定(ルータモード)のまま、というかそもそも何も設定した形跡が無い。
え~ orz
こんな状態でよくインターネット繋がってたな。これは、iodataのルータを褒めてやるべきなんだろうか?
つか、これ、プロの仕事じゃないよな。
と言うことでルータを再設定。そしてPCを再起動して接続確認。
「治りました。ちょっと使ってみてください(^^)」
「おぉ、はやい!これならイライラしなくて済む♪」
「HAHAHA、もう大丈夫ですよ。セキュリティ対策ソフトの方も作業終わってますので、これで使ってやってください。」
こんな感じで作業完了。
ついでに色々教えて欲しいということで幾つか質問にお答えしてたら予定の1時間をちょっと超えちゃいましたが、まあ多少はサービスと言うことで。
うちでもNTTさんの取次ぎもやってるんで、何かあれば次からはうちに相談してくださいね。と案内して案件終了。
しかし、相変わらず詐欺まがいの営業やスキルの無いPCサポート業者が跋扈しているようです。
需要が増えてるのに業界の評価がなかなか上がらないのはこういう連中がまだまだ多いせいなんでしょうね。
もっと質の高いサービスを展開して質の悪い連中を駆逐していかねば。