ITと経営の両方をお伝えしている中小零細企業専門IT経営コンサルタントのマイスター川上です。
ホームページって必要ですか?
ってたまに訊かれます。
私もオトナなので、「無いよりはあった方が色々とお得ですよ」とオブラートに包んで答えますが、ぶっちゃけ今時ホームページも無くてどうやって営業するの?
とか思っちゃいます。大人なんで面と向かってぶっちゃけたりはしませんが。
で、実際のところホントにホームページって必要なの?と言うと、
- 士業やフリーランスで、起業時にすでに十分なクライアントを抱えている方
- 仕事のほとんどが1社または数社からの下請けばかりの会社
- ホームページが一般的になる前から営業していて十分な(見込客)リストがある会社
など、新規の取引先を開拓する必要が無い会社はホームページを無理に開設する必要はありません。
逆に言えば、それ以外の会社はホームページが必要と言う事ですね。
2012年の三菱UFJリサーチ&コンサルティングの調査によると、ホームページ開設率は大手企業が95.6%、中規模企業が80.4%、小規模企業が46.3%となっています。(中小企業白書より)
日本の企業の98%が中小企業、その中の90%以上が小規模企業なので、ざっくり半数の会社がホームページを持っていないことになります。
アンケート対象になってなさそうな個人事業や個人商店を含めるとホームページ開設率はもっと低くなりそうです。
が、ホームページの開設は技術的にも予算的にもどんどん敷居が下がっており、今後もホームページの開設率は増えることはあっても減ることはありません。
先に挙げた新規開拓の必要の無い会社は別として、通常の会社がホームページを持たないことのデメリットは年々大きくなっていきます。
また、ホームページは他のメディアと違い、掛けた予算と成果が比例しないメディアです。
業者選びや設計のミスマッチによって、高かろう悪かろうが普通に存在するのです。逆に、手間をアイデア次第で低予算でも大きな成果を得ることが出来ます。
大手企業に資本力で対抗できない小規模企業にとって、低コストで開設・運営できるホームページは大きな味方なのです。
最初は自社ホームページを開設することのメリットは?
と言うテーマで書き始めたのですが、メリットの数が多すぎて話がまとまらなくなってしまったので、途中で180度方向転換して開設しないとデメリットが大きい。
と言うテーマに変えてしまいました。
自社ホームページを開設のメリットは、今後個別の記事で挙げていきたいと思います。